フェラガモの新作スニーカー 2015年春夏シーズンの展示会周りもたけなわですが、来春の気になるトレンドのなかから面白そうなネタをいくつか挙げていきたいと思います。 昔、欽ちゃんの番組のワンコーナーに「クロ子とグレ子」ってのがありまして、小堺一機さんと関根勤さんのコンビでコントやらトークやらするミニコーナーがありまたね。昨日、伊勢丹の展示会で、クロコとハラコを拝見したとき、ちょっとだけ思い出しました。じゃ、そちらを、チラ見せ。 ... 続きを読む
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春はデニム色のシャツがなきゃ始まらない
青シャツの時代 各ブランド、ショップの2015春夏の展示会が真っ最中です。まだまだロードは続きますが、前半戦始まったばかりで、もう一連の傾向が見えてきました。なかでもこれは絶対外せない、どこでも必ずトレンドに挙がるのが「デニム色のシャツ」です。 シャンブレーシャツをタイドアップしてジャケットに合わせるスタイリングは、80年代にも流行りましたが、最近の記憶を辿ると5〜6年前にブルネロ・クチネリが提案していたように思います。以降、ドレスシャツ業界で幅を利かせていたオリアンが「デニムディヴィジョン」を設立して本格的にデニムやシャンブレーのシャツを展開するなど力を入れてきました。ここ数シーズン、ウォッシュデニム地やシャンブレー地のウェスタン&ドレスシャツが多くのブランドからリリースされていましたが、来シーズンはいよいよもってピークになるかもしれません。 インディゴブルーにフラワーや小紋などのプリント柄が併用されたシャツは一昨年ぐらいからでているのですが、ここ2シーズンほど色柄いっぱいのコレクションに気圧されて、トレンドの端っこに追いやられていましたが、来シーズンは色柄が控えめになりそうな気配。そのなかでもインディゴフラワー&小紋柄はしぶとく生き残っていました。 大柄チェックや花柄、ペイズリーなど、無くなってしまったわけではないですが、カラーコントラストは抑え気味になって、ちょっと落ち着いたトーンの誰でも着やすいも色柄ものが増えそうな来シーズン。デニムの濃淡だけで小紋柄を表現したシャツなどは、ちょうどこの傾向に合致するんですね。 セールで、もう1枚買おうかな、デニム色のドレスシャツ。 ... 続きを読む
スーツ姿が完璧すぎてはいけない理由
肝心なのは抜きの心得 尊敬する大先輩のスタイリスト、森岡弘さんが以前仰っていた言葉で、とても心に残っているのが「考え抜いた8割のお洒落」というものです。 「完璧すぎるお洒落は、ときに場の空気にそぐわないうえ、周りの人にかえって引け目を感じさせてしまうもの。どこか抜けていたり、すこしぐらい足りないぐらいのお洒落感が、よい空気を生み出すこともあるのです」。 経営者や政治家、スポーツ選手などのパーソナルスタイリングもされている森岡さんのお話は、いつも腑に落ちることが多いのですが、なかでもこのお話は刺さりました。自分の服装がいつも完璧とは言いませんが、「このジャケットがこの色柄だったらな」とか「シャツのストライプの色がもう少し濃かったら」などと、足りないトコロを気にして、物欲ばかり旺盛だった自分に、「そのぐらいでちょうどいいんだよ」と安心させてくれたのが、この言葉でした。隙のないお洒落をして出かけた先で、仕事相手が「うわー、この人お洒落だなー。俺なんか、今日ぜんぜんかっこよくないわー」と思われたら、うまくいくものもいかないでしょうし。 コーディネートは算数のように、アイテムを足したり引いたり、テイストを掛けあわせたり、わざとハズシの意味で割ってみせたりします。つねに完璧な答えを出す必要はなくて、ときには「ちょっと失敗した?」ぐらいのほうが、好感もてたりするものです。ジャケットとシャツのトーンがあってなかったり、シャツの襟羽根が跳ねていたり、パンツが流行よりちょっと太くても、「そのぐらいでちょうどいいんだよ」と言われたら、自分も安心、周りも安心です。 新入社員なのにスーツに貫禄や上質を求めすぎて先輩や上司より偉そうに見られても困ります。立場によって、どんな服装が必要か、どんな服装で望むべきか、十分に考えて、ちょっと足りないぐらいにコーディネートするぐらいでちょうどいい。 ファッションって、ほんと難しいけど、そこが楽しいんだと思います。 ... 続きを読む
シャツの袖口の形って
今日はあくまで個人的な印象の話。 シャツの袖口のカット、気にしていますか? ダブルカフスでなけれが、袖カフはスクエアもしくはラウンドのどちらかになっているはずです。 ビジネスにはどっちがいいのでしょうか? ではフォーマルに着るなら? 考えたことありますか? じつは、僕も今まで考えたことありませんでした。 パーティやレセプションに出席するようになると、あれ? 今日のシャツ袖、ラウンドのほうがよかったな、とか、スクエアのほうがよかったな、とか思うようになりまして、なんとなく見えてきました。結論、ビジネスにはスクエアカフ、パーティにはラウンドカフ。なんか、そのほうがハマるんです。 ワイシャツというシロモノは、たいていの場合スクエアカフだと思いますが、たまにフォーマルなディテールを取り入れたラウンドカフのものがあります。これはパーティなど華やかな席にも着て行けます。結婚式の披露宴とか二次会もラウンドカフのほうがエレガントに見えますね。 逆にスクエアカフはビシッと締まった感じがしますので、ビジネスマンによいのでは。重要なクライアントとの契約の席や、海外からのお客様の接待など、ラウンドカフのシャツのほうがドレス感ある袖口に見えます。 これから年末年始のパーティシーズン、絶対ラウンドカフのシャツが似合いますよ。 「パーティとか、行く機会ねーし!」という人も、偉くなるとそういう場が絶対にでてきます。偉くなる予定がない人は、別にいいけど。 ちなみに、ふつーのシングル袖口なのにボタンがついてるところに穴が開いてて、カフリンクスを取り付けられるようになってる「コンバーチブルカフ」ってやつ、あれ、貧乏くさくて嫌い。 ... 続きを読む
パンツの裾幅を自分でお直し
DIYってやつです 先日、「パンツの裾幅を自分で直す」と書きましたが、その現物がこちらです。チャコールグレーのパンツもライトグレーのパンツもともにインコテックスのJ35です。メジャーで改めて計ってみると、ライトグレーは裾幅22㎝ありますが、実際は21㎝ぐらいで生地が厚地なのでダブル分で1㎝ぐらい太く見えますね。チャコールグレーのほうは裾幅18㎝。こちらは生地は薄手のウール地ですがもともとは、ライトグレーと同じサイズのJ35ですので、同じ裾幅だったものです。これを膝位置からミシンを掛けて裾幅を絞ったら、こうなりました。ダブルの部分は、裾幅を縮めるときに一度解いてから、少し丈短めにお直ししました。 パンツのサイドシームを内側から縫う時、上のようにステッチが表にでていないことが条件ですね。表にステッチが出ているタイプは、ちょっと処理が難しいので。 ... 続きを読む