今(だけ)が旬
雑誌を見ればトレンドや流行、最新ファッションが満載ですが、でも結局どれを買って、どう着こなすかは、ファッション誌を読み慣れていないとわかりにくいものです。それほど今のメンズファッションは多様化していて情報量も多いのです。そこで、今後は思いついたときにシーズンごと「これを着てればカッコいい! お洒落が早い人がやってるテクニック」を完結に書き綴っていこうと思います。
1 タブカラー、またはピンホールカラーのシャツを着る
襟元をキュッとタイトに締める着方が、お洒落な人のあいだでチラホラ広がってきました。80年代にちょっと流行ったのですが、当時のシャツはスリーブも身頃も太いので、物持ちがよくても諦めて最新のシャツを買いましょう。先進的なセレクトショップで、少し取り扱いがあるようです。
2 もじゃもじゃ素材を着る
とくに単品ジャケットに多いのですが、もじゃもじゃした素材感を着る流行がしばらく続きそうです。ラルディーニ、タリアトーレ、エルネスト、ザ・ジジなどセレクトショップが力を入れているブランドは、皆もじゃもじゃ素材です。大柄のチェック柄が入っていることもあります。
3 柄パンを履く
今年の春ぐらいまではカラーパンツ。カラーパンツと言っていました。今秋もカラーパンツは多いですが、早い人はカラーにパターンも取り入れています。ウィンドーペーンのチェック柄より総柄のプリント小紋や植物柄など、同系色で柄目立ちしないのに柄が入っているという、初心者でも履きやすいタイプもあります。
4 スニーカーもしくはダブルモンク
カジュアルの足元は断然スニーカーです。メンズファッションでは断然ニューバランスですが、ランニング系かバスケット系がよさそうです。スーツなどビジネススタイルにはダブルモンクシューズを履いておけば、まず間違いはありません。
5 タック入りのテーパードパンツを短めにはく
ノータックが主流ですが、トレンドが早いところはカジュアルもドレスもタック入りです。PT01やインコテックスなど、パンツ専業ブランドもちらほらタック入りを出しています。もちろん丈は短めに履いて、くるぶしを見せて履きましょう。おじさんが履くツータックとは違いますので、ご注意を。
6 フランネル素材を着る
とくにスーツはフランネルが目立ちます。グレーだけでなくネイビーカラーもありますし無地だけでなく柄入りもあります。イギリスのフォックス&ブラザーズという生地メーカーが有名です。フォックスフランネルなら、買っておいて間違いありません。
7 シャツ&ネクタイは柄×柄
シャツとネクタイはどちらか一方が無地というのが基本でした。しかし今シーズンはストライプシャツに小紋タイ、チェックシャツにストライプタイなど柄×柄であわせるのがトレンドです。ちょっと柄がうるさいかな?と思うぐらいが、よかったりします。
秋の立ち上がりに有効なファッションテクニックのキーワードですので、深い秋まで継続するもの、初秋で消えてしまうものもあります。このネタは随時更新していこうと思います。