月別アーカイブ: 2014年12月

クラッチとショルダーのハイブリッド鞄

展示会周りのロードは、まだまだ続きます 今日はダニエル&ボブ。ショルダーバッグにハンドルをつけて、斜め掛けと手持ち&片掛けもできるジャスミンの登場は、もう10年ぐらい前になるのかな。初めて見た時のショックは忘れられません。速攻買いに行きましたし、いまも愛用しています。型押しのコッコーネは、シワがとれてきて、なんだかスムースレザーになっちゃいましたけど(笑)、トートバッグのようにマチが厚くて、手持ちしなくても持ち方自由なバッグって、男の鞄としては画期的だと思うんです。 普段持ちにブリーフもトートもありますが、最近はドキュメントケースというかクラッチタイプを持ち歩くことも増えました。でも、手でずっともってるのってダルいんですよね。片手がふさがってると、電車のなかでつり革につかまってスマホいじれないし(電車の中はドア横が基本です)。 これがダニエル&ボブの新作。クラッチバッグにショルダーストラップがつけられていて、斜めがけもできるし手持ちもできる。これこれ、こういうのを待ってたんですよ! シボ革のアルチェレザーも適度に厚みがあるし、大きさもA4ジャストでタブレットと財布を入れても不格好に膨らまない適度なマチ幅。もちろんショルダーストラップは取り外せて、外側には手持ちしやすいハンドルストラップもついています。 これ欲しいなー。でもバイク用にブリーフィングのデカいショルダーバッグも欲しいんだよね。あとファーロの薄い財布も欲しい。セルツリミテッド(ダニエル&ボブの代理店で、ブリーフィングとファーロもここんちの取り扱いです)の展示会はほしいものいっぱいで、物欲を抑えるのが大変です。展示会めぐりは買い物じゃなくて、仕事ですので。 ... 続きを読む


続・デニスの新ブランド

じつはけっこう若いらしい デニス・フリゾンとはFacebookで繋がってるのですが、今年の8月、デニスのタグ付けの写真が知らない人からTLにあがってきました。内容は「タイに旅行に来たら、陽気なイタリア人に会ったよ。デザイナーなんだってさ。日本でも有名だって言ってるけど、俺しらねー」みたいな内容で、デニスと素人日本人のお兄ちゃんが2人で写った写真でした。 デニスが夏のバカンスにタイに行ってることはFBで知ってたのですが、そこで知り合った日本人に「俺は日本でも有名なデザイナーだよ」って、自己紹介したんでしょう。それにしても、僕が会ったときは始終しかめっつらで、笑顔一つ見せなかったのに、なにこの満面の笑顔。取材後、ミラノの店で会った時も「あのとき取材された雑誌がおくられてこねーんだけど」って仏頂面でいわれたんだよなー。 バカンス先で自分をデザイナーなんて自己紹介するなんて、イタリア人にありがちな、誇大表現だなーって思ってました。デニスはショップスタッフの経験からちょっとだけ服について意見する立場だったじゃんね(その程度でもデザイナーって名刺持ってる人、何人も知ってますけど)。 そしたら来春、ホントにデザイナーデビューするらしいです。ブランド名は、ズバリ「デニス・フリゾン」でした。 ジャケット、シャツ、ネクタイなんかがラインナップされています。チェック柄のジャケットは、どれもカラフルですがネップ糸が浮いたヴィンテージ風の生地使いが特徴的ですね。 シャツも多色使いで、なかなか洒落ています。個人的に色柄モノはおなかいっぱいですが、アメリカともイギリスとも違うイタリアらしい色柄生地の使い方は、今ど真ん中なので。 袖の飾りボタンが4つのうち、ひとつだけハウンドトゥースに変えているあたり、かわいいですね。でも、お値段はかわいくなんですけど。ストラスブルゴで展開です。 ... 続きを読む


デニスの新ブランド

デニスというと… 個人的にはデニス・ホッパーよりも植野行雄さんなんですが(今年、ベイクルーズのファミリーセールで、場内MCやってるのに遭遇したのは、テンション上がりました)、お洒落業界のデニスといえばデニス・フリゾンです。 ミラノの名店Eral55のショップスタッフで、サルトリア・ラザリンなどの店のオリジナルブランドのディレクターをやっていたのですが、最近Eral55をやめたのかな? ファッションスナップの常連なので、雑誌やWEBでも有名人です。日本でも、Eral55と関係が深かったストラスブルゴのオリジナルレーベル、ジャーニーマンや&ワークスのディレクションに先シーズンの立ち上げから参加しています。 雑誌の撮影で会った時、第一印象は「小っさ!」。身長は160㎝ちょっとぐらいでしょうか、背も低いし足も長くないし、顔も老けてるけど当時(3年ぐらい前かな?)20代でした(!)。イタリア人なのに、アメカジ好きで古着のミリタリー服とか大好きなんだそう。バイクもハーレーが好きらしく「俺ハーレー乗ってるよ」って言ったら「あ、そう」と流されました、もしかして好きなだけで免許持ってないんじゃないの? とか思ったんですが、WEBだとハーレーと一緒に写ってる写真もありますね。乗ってないけど(足使いないんじゃね)。 でもねー、お洒落ですわ。さすがお洒落スナップ常連です。自分に似合う服をよく知ってるし着方が上手です。モードじゃなくて普通の服で、ちょっとだけ古着っぽくて埃っぽい服が似合う顔だし体型なんでしょう。日本人でもいるじゃないですか、背も低いしイケメンじゃないのにお洒落な人、キャラクターで着こなせちゃう人。石田純一さんじゃなくて、堺正章さん的な(おふたりともスタイリストさんは同じ人です)、ピースの綾部さんじゃなくて、又吉さんみたいな。お洒落は顔や体型じゃないってこと、がよくわかるイタリア人のひとりです。 話が長くなりましたが、以前からブランドのディレクションをやっていた彼がついに自身のシグニチャーをスタートしました。新作を見てきたのですが、前置きが長くなっちゃったので、明日ご紹介します。すいません。 ... 続きを読む