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zeroyonlab について

メンズファッション誌のエディター、ライターとして活動しています。雑誌の特集ページに記載される、スタッフ名に「ZEROYON」「04」「ゼロヨン」とクレジットされているのが”私”。ちなみに1人ではありません。

2017AW展示会メモ2(シーラップ、グランサッソ、チャップマンetc,)

ライターズ・スタイル6

 2017年秋冬期・展示会メモの第二弾。今回は奥青山にあるSDIさんにお伺いしてきました。こちらは本っ当にホスピタリティが素晴らしく、居心地の良さすら感じてしまう、色々な意味で実力派の商社さんです。(一般的に“展示会”は、バイヤーさんがそのシーズンに買い付けをする場所であって、一銭も落とさないエディター・ライターなどは、いわゆる外野的な存在なのです)。今回もいつものようにご丁寧にアテンドしていただき、数多くの興味深い新作を間近にチェックすることができました。なかでも僕のハートに刺さったアイテムを、順繰りにご紹介していきたいと思います。

 いきなりのトップ1がこちら! ナイロン製のモダントレンチなどで有名な伊国シーラップの新作コート。

SEALUP ソフトなウール素材は肌触りも抜群。バックには後ろ姿を引き締めるマルチンガーラ付き。隅々までよーく出来てます。

 ネイビーの縮絨による一着は、誰もがお馴染みのピーコート型。ただし写真の一着は某セレクトショップの別注モデルとのことで、様々なエッジが込められているのです。確かに服好きのツボをくすぐる仕上がりで、僕も一発で気に入ってしまいました。一番のポイントは、なんと言ってもちょっと長めの着丈にアリ。総じて来季の外套におけるトレンドは、チェスターにしろバルカラーにしろ膝丈、もしくは膝下までのロング丈。このピーコートに関しては、それよりショートなスリークオーター風ですが、従来のピーコートに較べたら断然ロング。ピーコートは僕も私物として米国海軍のいわゆる“実物”を10数年愛用しているのですが、いかんせんメルトン生地が本物過ぎて尻丈なのにややヘビー。もちろんソレを承知の上での購入でしたが、僕ももう47歳。常にスタミナ漲る体調というワケにはいきません。たまには軽めで済ませたい気分のときもあるのです。そこへいくとシーラップの新作は、モダンな一着らしく非常に軽快な仕上がり。しかもダンディな長めのレングスです。確かに言葉にすればそれだけの要素ですが、“普通っぽいのにどこか新鮮”というスペック作りは、熟練のセンスが無ければ成しえないもの。コレはきっとヒットするに違いないハズです。金ボタンも特別なこだわりがインプットされているらしく、ご担当氏いわく「かなりの力作です!」とのこと。うーん、コレは欲しい……。

 そしてSDIさんといえば伊国ニットの名手、グランサッソを取り扱っていることでも有名。来季モノとして、個人的にモックネックのセーターに目が留まったのでした。

GRAN SASSO  ちょっと襟高なモックネックが新しい。ジャケットのインにはモチロン、ネルシャツなんかと合わせても良さそうです。

 ご担当氏に伺ったところ「クルーネックはやや出尽くした感もあります。また、タートルネックも一定の人気をキープしていますが、言ってみればもう定番。その次なる発展系として、今回モックネックを打ち出そうと考えたのです」とのこと。なるほど。コットンの厚地天竺みたいなモックはたしかに去年もよく見掛けました。でも、ラグジュアリーなハイゲージ・モックはありそうでなかったモノ。コットン・モックはちょっとチープなところが若々しい魅力を感じさせるハズし系でした。しかし、やっぱり大人が着るならウール製かなと改めて納得したのでした。

さて、ZEROYON注目アイテムの第三弾がこちら。英国アウトドアバッグのトラッド、チャップマンの新作手提げ鞄。

CHAPMAN  英国的なトラッド感と大人ラグジュアリーな要素の融合が素晴らしい。とにかくあらゆる面でバランスがとれた別注品です。

 いわゆるトートにカブセを持たせたようなデザインなのですが、ほど良くエレガントな顔付きが最高です。もちろんボディはチャップマン伝統の野趣あふれるキャンバス仕様。その素朴な素材使いと上品系デザインの取り合わせが実にイカしているのです。「へぇ〜、昨今は伝統的な英国ブランドも、ミックスセンスに長けてきているんだなぁ」などと思っていたら、ご担当氏がすかさず「こちらも某セレクトショップの完全別注モデルです」とのこと。なるほど良くできてるワケですね!

★どーですか、皆さん。素晴らしいラインナップだったと思いませんか。 ええ!? 「紹介しているモノ、全部お前の好みじゃん!」ですと?。…すみません、お待たせしました。リアルなお宝情報をお送りするのも「ライターズ・スタイル」の使命でありました。というワケで、今回発見した素晴らしいニューカマーを栄えあるトリにご紹介したいと思います。

 

COSI(コジ)は、SDIさんが満を持してリリースする至宝の巻物ブランド。なかでも超ハイクオリティなモンゴル産カシミヤを使った限定生産のショールは、とろけるような滑らかさ&自然な暖かさが特徴的。ネパールの熟練職人が時間をかけて丹念に織り上げており、合理化優先の機械メイドとはまったく別次元の手のぬくもり感が何よりの持ち味です。僕も巻いてみましたが、天然源泉かけ流し的なヌクみに浸ることができたのでした。

というワケで今回もSDIの皆様、本当に有難うございました。

次回はまた新情報を探し出しお送りする予定!


革靴はスリッポンで楽~にいきましょう

ライターズ・スタイル5

 メンズシーンを席巻したカジュアルな雰囲気は、ナイロン系のスポーツ風ウェアまで巻き込んで一大トレンドとなりました。各ファッション誌のお陰もあって、ジャケパンなどがビジネススタイルの一角として、市民権を得たと実感を持つ人も少なくないはずです。しかし時代はネバーストップ。またまたドレスな雰囲気がこっそり忍び寄る気配を見せています。ファッション誌の編集者や業界人なども、以前はスウェットやイージーパンツなどにスニーカーといった出で立ちが多かったように思います。しかしココに来て革靴がチラホラとカムバック。とはいえ、ぐうたらライターの自分としては、いきなり内羽根レースアップという気分にはなれません。(ま、カビ落としのため履くこともありますが…)。そこで今回取り上げたいのが本格仕立てのスリッポン・シューズ。なんせスリッポンは脱ぎ履きが楽ちんだから、こんなイイことありません。(ヒモ式の場合、結ぶ姿勢のときにお腹のミートが、ね…)。楽ちんなのに革使いゆえのドレス顔だから、シンプルなスウェットシャツ&ジーンズの装いでも、それなりに大人チックに見えちゃうのです。自身のぐうたらスタイルを根底から支えるため、これまでにもいろいろなスリッポンの世話んなってきましたが、今回はその中でも生き残った偉大(?)な3足をご紹介したいと思います。

①ROYAL TWEED

 

ロイヤルツイード(チーニー製)のタッセルブローグ。アジ出まくりで恐縮ですが、英国的な気品が十分に感じられますね(ゴリ押し)。チーニーと言えば、先日読んだ「一流の人はなぜそこまで、靴にこだわるのか?」(クロスメディア・パブリッシング)のなかで、著者である渡辺産業CEOが選んだベスト3足の一番目として、「黒の内羽根式フルブローグ」が上がっておりました。僕は現在ちょうど黒のソレを切らしており、「うわ、しまった!」と思った次第。やっぱりこのスリッポンじゃぁ似て非なるモノですよね、坂本さん。……でも履き心地抜群なんです。

②CROCKETT & JONES

クロケット&ジョーンズのペニーローファー。ある取材のときにロンドンのショップで買った、思い出深〜い一足。ウイスキーコードバンって不思議なモンで、同じ革材使いなのに見る角度によって各パーツの色味が異なって見えるんです。最初、帯飾りの所だけ僅かに濃い色の革を使っているのかと思いましたが、よーく見たら全部同じ革(当たり前ですかね)。

③CHURCH’S

チャーチのスリッポン。「ただのサービスシューズじゃねーの?」と思ったキミ!! まあ確かに僕もそう思います。れっきとしたドレス靴なのですが、どこかナードでフィフティーズな雰囲気が本当にユニーク。ソール裏には「Export Grade」の押形あり。ランチオックスハイド革の荒々しさも、ある意味今っぽいような。スーツ以外のあらゆる装いに使えるところも気に入っています。

で、それらを実際履いてみるとどうなるのか? ということで折角お越しいただいた()皆様のために玄関先にてサービスカット(足元)をスナップしてみました。

 ここでお伝えしたいのは、僕は腰がワルいこともあってCMが喧伝するようにクルブシ出してはいきません!ということ。だって冷えるんだもん! スリッポンはオックスフォード式に較べて履き口が広いので、靴下の露出が多めになるのはご存知の通り。つまり、はきやすさと同時に靴下のお洒落も楽しめてしまう。そんなことから僕はこの形の靴を愛用しているのです。アウターやインナーは歳相応に控えめをキープしつつ、足元にて個性をチラり演出…なんて、まるで雑誌の広告惹句のよう。しかし、靴下は服飾アイテムのなかでも特に廉価ゆえ、とっかえひっかえ繰り返しても財布はそれほど痛みません。また、アウターやパンツで目立とうとするのはリスキーですが、足元での僅かなお洒落なら、ジョークとして大概ユルしてもらえるハズ。もちろん超個人的な意見です。

以上ご閲覧、誠に有難うございました。

ここで最後に問題です。これらの靴はサイズずばりいくつでしょう? わかるかな?

(※次回は2017年AW展示会メモ、の第二弾を予定)


2017AW展示会メモ(ヘンリーコットンズetc,)

ライターズ・スタイル4

 またまたスミマセン。ゴールデンウイークの慌ただしさがようやく落ち着いて、告知どおり「スリッポン」のページをアップしようとしていたのですが、やってきちゃいました展示会のシーズン。僕等ジャーナリストにとってマストな栄養分である展示会での情報は、前のめりで摂取していかないとそれこそ死活問題。というワケで急遽今季のメンズシーンの動向を、備忘録代わりにアップしていきたいと思う次第。ちなみに僕はこのGW期間中、FB時計別冊の原稿書きに追われており、今はちょうどその後片づけ中。それにしてもFBに携わるのは本当に久しぶりで、なかでもこの時計別冊は初めてのこと。多少の緊張も実はありましたが、今回僕へのお題は「ちょいクラシック顔(の時計)」というコトもあり、自身のライフワークと合致するゆえに、興味を持ちつつ楽しみながら書くことができたのでした。もしもよろしかったら、皆さまもご一読くださいませ。

若い層に絶大な支持を誇る「時計FINEBOYS」。ただしこちらは前号のvol.11。「ちょいクラシック顔」が掲載されるのは6月発売予定となるvol.12です。よろしくお見知りおきを。

 そんなこんなで、今日行ってきたのがヘンリーコットンズの2017AW展示会。いろいろ気になる秋冬期のアイテムが多彩にリリースされていましたが、特に個人的に目に留まったのは、そのコーディネイトの妙でした。英国的なトラッドをベースとしながらも、スポーティな要素と若々しいビビッドカラーを取り混ぜた着こなしは、非常にモダンで好ましいもの。

 なかでもアイテムとしてハッと目に付いたのがネクタイ。これまではこういった着こなしには小紋プリントのウールタイなどがフィーチャーされがちでしたが、来季はやはりストライプの様子。このことに関しては、当ブログの過去ページである「ライターズ・スタイル1」でも触れていますが、いわゆるレジメンやクラブタイが昨今メンズシーンを広く席巻しており、その事実がここでも確認できたのでした。

①レジメンタル・ストライクス・バック。あれ、でもこのストライプの向き、逆ノの字ですね。アメリカかフランスを意識している?

 それともうひとつ気になったのが“巻き物”。つまりスカーフやネッカチーフのこと。来季のヘンリーコットンズではひとつのキーテクニックとして、シルクスカーフを首に巻く着こなしを提案しているのでした。これは兼ねてから僕も取り入れようと数々トライしているテクなのですが、どうも僕がやるとうまくいかない。多分ですが、僕の外人離れした顔にモンダイがあるように思うのです。このことは結構モンダイで、改めて別項を設けて語っていきたいと思います。

②このコーディネイトはバイカーをイメージしたもの。単車好きの僕としては、バイカースタイルが持て囃されることに異論はなく、どんどん応援していくスタンス。

③小紋のシルクチーフが素敵です。このコーディネイト、インにボマージャケットを着込んでいるように見えますが、実はM65アウターのフェイクインナー。手が込んでいます。

④ビビッドなイエローがモダンな若々しさを演出。クラシックなアウターとスポーティなインナーの取り合わせが秀逸。

 それとセーターにも次なる“動き”がありました。これまでセーターのカラーは黒、紺、グレー、ベージュに後はホワイト少々……。そんなド定番ばかりが取りざたされてきたのでした。が、ココに来て挿し色がまたぞろシーンを騒がせつつあるようです。訪れたこの展示会で気になったのはペールピンクのクルーネック。写真ではちょっと分かりづらいのですが、ビンテージ風の加工が施されており、光の加減でややブラウン掛かって見える絶妙に枯れた味わいのピンク色でした。そう、白髪のジイさんなんかがお召しになったらなんともキュートに見えそうな一枚で、似合わない(似合いそうもない)自分がヒジョーにウラめしくヤんなった次第

⑤ピンク色がかわいいセーター。ビンテージ加工はカラーだけでなく、ちょっと毛羽立った味わい深い素材感をも作り出していました。

 そしてもうひとつ。ヘンリーコットンズにおいて2017AWのニュースとなるのが、このタイミングでローンチされた「First Class」。かつて旅を愛したサー・ヘンリー・コットン氏にちなんだトラベル発想のコレクションは、プレミアムなメイド・イン・イタリーがひとつのポイントです。僕個人的にはストレッチの効いたセットアップスーツに目が留まりました。こういった機能素材を駆使したアクティブなスーツは、これからもっともっと増えるハズ。スーツの楽しみがドレスカテゴリーに止まらず、ボーダレスに広がっていくことはクラシック好きの僕にとっても非常に喜ばしいこと。ひょっとしたら僕も今年、一着新調するかもしれません。その時はぜひお知らせしたいと思います。

⑥ネイビー無地のセットアップスーツ。梳毛風ですが実は伸縮性に優れたハイテクな化繊系。そして専用収納袋付きのパッカブル。旅行や出張に便利なこと間違いナシ! 旅以外にも、こういったアクティブなスーツをジャージ代わりにデイリーに着こなしたら小洒落ているように思うのですが、どうでしょう。

(※次回こそ「楽~なスリッポン」をお届け!)


緩〜いスウェットでスポーツ&トラッド

ライターズ・スタイル3

 個人的にもクラシコ的なシーンを語る仕事が多く、すっかり忘れられた存在になっていたスウェットシャツ(もしくはトレーナー)。加えて空前のニットブーム(一般的にはそんなブーム、なかったカンジですかね)も手伝って、我が愛用のスウェット達もかなーりタンスの奥に追いやられていたのでした。しかし、シャカシャカジャケットやアディダスのマークずどーんなど、スポーティな要素を取り入れた着こなしが老いも若きにも台頭している昨今、再びスウェットが気分なんじゃないかと愚考する次第。さらに、これまでのグレーやネイビーなどのダークトーンで固める装いの支配力が弱まってきた現在、スウェットの持つスコーンと抜けた能天気な明るさは、今こそアリのような気がするのです。

 で、再びスウェットを考察するワケですが、無地のデザインだとやっぱり寂しい。スウェットならではのスポーティかつチープなヌケ感をフォローしてくれる、ユル〜いプリントを配したものがイイのではないかと思うのです。とは言え、僕ももうかなりの熟年オヤジ。さすがにイラスト系プリントはヌケ感が強すぎて、笑いを取りにいってる欲しがりサンと思われそうでややリスキー。ゆえにひと目でほっこり頬も緩む、ロゴ入りスウェットをオススメする次第なのです。ところが…。ロゴといっても星の数ほどそのデザインはあるわけで、どれを選ぶのが正解なのか? これは説明がかなり難しい。ただ言えるのは、ガチ体育会系は避けて欲しいというコト。というのも、アスリート色が強くなりすぎてファッションの枠を越えてしまうから。今回の場合は飽くまでファッション目線でのスウェット・チョイス。ココはぜひ慎重に吟味を重ねていきたいモノなのです。

 ということでそのロゴに焦点をあてて僕のユルい私物を見ていきたいと思います。

Photo① タフツ大学のものと思われる一着。白地のプリントも服のデザインとしては、やや中途半端な小さめフォルム。申し訳程度の白一色とゴシックデザインのブラックレターという匙加減が絶妙。こういったギークなヌケ感は、出そうとしても出ないところが難しいのです。手びねりの陶器にも似た“偶然デキちゃった感”を素直に味わいたい。

Photo② テネシー大学のものと思われる一着。テネシー大学のロゴスウェットはこれまでにも幾つかのショップで見掛けましたが、どれも“負けんな!”“カマしたれ!”的な勢いのあるロゴのものばかり。おそらくこの一着は、チアガールのユニフォームかなんかだったのではと考えています(適当)。白いボンボンが見えてくるような女性的なルックスにヤラれちゃって、お手付きとあいなりました。

Photo③ こちらはビショップ・ホバンなるハイスクール系の一着。ただし、プリントの塗料の雰囲気が妙に新しく、ひょっとしたら企画モノかもしれません。ただ、丸みのある筆記体が非常にコメディタッチで僕好み。軍パンに相性良さげなグリーンロゴも気に入ったため反射的に購入しちゃいました。

 さらに今回は、ガンバってコーディネイトも組んでみました。トラッドでちょっと能天気かつ香る程度にスポーティ。そんなスタイリングを探求中の諸兄など、参考にしていただけたら幸いです。

Photo① 白シャツに70505を合わせたアメトラ王道の着こなしは既視感たっぷり。白シャツと白ロゴ、そして白靴下を合わせて着たい気分です。足元はオールデンのコードバンサドルシューズ。今にしてサドルというのがミソ。トレーナーとカラーを揃えたつもりです。

Photo② 白シャツとグレースラックスを合わせた着こなし。ちょい派手なオレンジカラーとシックなスラックスのミックスが、僕流の甘×辛コーデ。問題は足元で、写真を撮ってから黒の革靴のほうが良かった? と迷う始末。なんか軽快に行きたかったので、ここではベージュスエードのオールデンをチョイス。黒のニットタイを締めることもあるので、そんな時は黒靴にしましょうか。

Photo③ マッキントッシュのバルカラーコートにウールのM51軍パンを合わせた着こなし。この軍パンは昨年下北沢にて2900()で購入したもの。デッドストックだったので状態は抜群。というかこ馴れてなくてやや堅め。少しだけ裾をテーパードさせてあります。靴はグレンソンの変則Uチップ、グリーンレザー。スクエアのトゥと軍パンのハードさが好相性かと。

★さーてお待ちかね、ゼロヨン・つよしのオマケコーナー!!

というワケで、ココから下は時計好きのための専用ラウンジ。やっぱり男の装いには機械式時計が欠かせません(半ギレ)。アップルウォッチ? なにソレおいしいの? 的な人に立ち寄って和んでいただければと思い増設しました。先ほどの3コーディネイトに使った時計をクローズアップでお見せします。

Photo① こちらはベンラスのダブルカレンダー。50’s的な蛇の目デザインがこういった装いにマッチします(独断)。この写真だと針の角度でポインターデートのハンドが見えなくて残念。独自機構の耐震付きですが、ケースバックはスナップ式。夏期は使えません。バンドのカラーはブラックではなくネイビーのクロコ。

Photo② グレーパンツと合わせてグレーバンドの60’sロンジンを取り入れてみました。砲弾型のアプライド式インデックスが高級な雰囲気を放ちます。中の機械は23ZS。もの凄いお気に入りの一本ですが、ミニッツマーカーがかぼそ過ぎるところがチト残念。

Photo③ この時計はゾディアックのトリカレムーンで手巻きのタイプ。グリーンのバンドがポイントです。50’s生まれらしいアラビアインデックスが本当に可愛い。猫背な「4」も好きすぎるけど、おむすび型の「10」も実にステキ!! (先日、アトリエきのこにてOH済み!)

(※次回はスリッポン・シューズにフォーカスする予定です)

 


バイクキッズ・リターン(湘南爆走編)

ライターズ・スタイル2

 いきなりスミマセン。前回予告でスウェットを~なんて言ってましたが、急遽ライターあらため“ライダー”ネタをブチ込みたく皆様に許しを請う次第。そう、ちょっとだけバイクの小話に耳を傾けていただきたいのです。

 さてさて、“青柳師範代といく熊本ツーリングからすでに半年が経とうとしています。我々ライターを始めファッション系のクリエイターは、スプリング・サマーシーズンの仕込みということで、23月を中心にバタバタと飛び回って仕事をこなします。で、その狂騒劇がそろそろ落ち着き始めるこのシーズン。外気温もちょうどイイ具合に暖まってきて、そうバイクシーズンの到来です。もちろん自分の愛車を走らせるのも結構ですが、新しいマシンの情報も気になるところ。なーんて考えていたら、知り合いの編集者からやおら電話が。

「ジャイアのイベントでバイクを乗り倒しちゃいましょう!」。……!?。「ジャイアン?リサイタル?」と思っていたら、同時にそれ関連のメールも届きました。つまりジャイア(JAIA)は「日本自動車輸入組合」のことで、その団体が定期的に海外の大型二輪をメインとした大々的な試乗会を行っているとの由。くだんの編集氏は、その試乗会にわざわざ僕を誘ってくれたというワケ。いや、ほんと有りがたい話です。

 で、4月某日。いそいそと会場である大磯ロングビーチに出かけていきました。もちろん僕の先輩である吉田さんも伴って。

今回のチームメンバー 左上/GQジャパン 森口氏、右上/GOETHE 池上氏、左下/ライター吉田氏、右下/Zeroyon長谷川

 BMWやドゥカティ、ハーレーにKTMやトライアンフなど、錚々たる10メーカーが複数台の試乗用バイクを持ち込んでいるとはいえ、多くのモーター系ジャーナリストなど報道関係者が集まるこのイベント。好き勝手に好みのバイクを乗り倒せるワケではなく、前もって乗りたい車種を主催者側に伝えておき、用意されたタイムテーブルに沿って、順繰りに乗り替えていくというスタイル。今年で第三回目ということもあってか、非常にシステマティックな運営がなされており、終始滞りなく試乗を楽しむことができたのです。このJAIA試乗会のユニークな部分は、与えられた時間枠内(最大90分)なら会場の敷地内のみならず、一般道を自由に走ってよいというところ。つまり隣接する西湘バイパスは当然、箱根のターンパイクもドライブOKだったのはとってもナイス。思う存分試乗バイクのポテンシャルを味わうことができたのでした。

で、この日僕がまたがったのは……

BMW R nineT(ベーシックからPureRacerScramblerまで計4台)

BMW S 1000 RR

BMW C evolution

Harley-Davidson street 750

KTM 1290 Super ADVENTURE S

KTM 690 SMC R

KTM 690 Duke R

MOTO GUZZI V7ストーン

MOTO GUZZI V9 ボバー

TRIUMPH Bonneville T100

TRIUMPH Street Triple RS

 本当はドゥカティにも乗りたかったのですが、90分の枠が取れる車体を優先したため今回は惜しくも断念(ドカは超注目メーカーということもあり、どの車体もMAX45分枠のみ。それはそれでスゴい)。次回は絶対に!!!

とはいえ、今回試乗させていただいたバイクはどれもそれぞれに個性豊かで絶品至極。なかでも個人的に記憶に残った3台をご紹介しておきたいと思います。

●一台目

BMW R nineT Racer、お目出度う!! パチパチ、キミこそスターだ。オヤジ好みのカフェレーサースタイルを贅沢に実現させており、まさにパーフェクト。取材で昨年訪れたイタリアでもこんな感じのカスタムバイクが流行っていました。この一台に関してはルックスやカラーリングまで鬼最高。乗り味もトゲがなくどこまでもスムーズ。こんな素敵バイクが似合うオジサマになりたい、と真剣に考えてしまいました

●二台目

BMW S1000 RR、う〜ん素晴らしい! パチパチ。ターンパイクをそれなりのスピードで駆け上がってみたのですが、自分がスーパーライダーかと勘違いしちゃいました。あらゆる電子制御が手ぐすね引きまくり状態で、こちらの不安要素を逐一取り除いてくれる先進の動きにただただ圧倒。注目度も高く大観山のパーキングで「凄いっすネェ」と声を掛けられちゃいました。いやはや。

●三台目

KTM 690 Duke R んー、ロックなバイクですよ、ブラボー! 小径ホイールのフロントでスパッとコーナーに入って行けるところがもうロック。ブインブインとハネるように回るエンジンがこれまたロック。ついでに攻撃的なオレンジカラーもロック。バイクは手なずけて乗るのが醍醐味、と言った誰かの言葉を思いだしました。股間への振動も激ロ~ック! 以上!

最後に。

JAIAスタッフ並びに各メーカーの皆様、池上さん、森口さん、そして吉田さんに吉田さんのGOLF、本当に有り難うございました。ライダーに生まれて本当に良かった!(ブルゾン風)

【※次回こそはスウェットシャツにフォーカスする予定】