青シャツの時代
各ブランド、ショップの2015春夏の展示会が真っ最中です。まだまだロードは続きますが、前半戦始まったばかりで、もう一連の傾向が見えてきました。なかでもこれは絶対外せない、どこでも必ずトレンドに挙がるのが「デニム色のシャツ」です。
シャンブレーシャツをタイドアップしてジャケットに合わせるスタイリングは、80年代にも流行りましたが、最近の記憶を辿ると5〜6年前にブルネロ・クチネリが提案していたように思います。以降、ドレスシャツ業界で幅を利かせていたオリアンが「デニムディヴィジョン」を設立して本格的にデニムやシャンブレーのシャツを展開するなど力を入れてきました。ここ数シーズン、ウォッシュデニム地やシャンブレー地のウェスタン&ドレスシャツが多くのブランドからリリースされていましたが、来シーズンはいよいよもってピークになるかもしれません。
インディゴブルーにフラワーや小紋などのプリント柄が併用されたシャツは一昨年ぐらいからでているのですが、ここ2シーズンほど色柄いっぱいのコレクションに気圧されて、トレンドの端っこに追いやられていましたが、来シーズンは色柄が控えめになりそうな気配。そのなかでもインディゴフラワー&小紋柄はしぶとく生き残っていました。
大柄チェックや花柄、ペイズリーなど、無くなってしまったわけではないですが、カラーコントラストは抑え気味になって、ちょっと落ち着いたトーンの誰でも着やすいも色柄ものが増えそうな来シーズン。デニムの濃淡だけで小紋柄を表現したシャツなどは、ちょうどこの傾向に合致するんですね。
セールで、もう1枚買おうかな、デニム色のドレスシャツ。