スーツが窮屈だと思ったら、素材選びから変えてみては?

青山×デサントのストレッチスーツ

ストレッチ混やジャージー素材で、スーツがもっと快適になる

「スーツは窮屈」と思われるなら、生地選びを見直すことをおすすめしたい。たとえば伸縮性のあるストレッチ素材のスーツはいかがだろう。

スーツの品質を表示するタグには「毛100%」とか「ウール50% ポリエステル50%」というように、必ず生地組成が記されている。ここに「ポリウレタン」と書かれていたら、生地をちょっと引っ張ってみてほしい。ほんの少し伸びるはずだ。

ストレッチを混紡するスーツは、生地の突っ張り感が軽減される。そのため背中や肩の動き、肘の曲げ伸ばしなども、伸縮性ゼロのスーツより余裕があり至極快適だ。椅子に腰を下ろす時も腰や膝が突っ張らないのでストレスがなく、それだけでも着心地が軽く感じられる。さらにストレッチを混紡するスーツは、撥水機能や家庭で洗濯できるなどの様々な機能を備えているものが多く、急な雨や泥ハネ、食べこぼしなどのトラブルにもケアしやすく何かと便利だ。

さらに伸縮性の高いスーツならジャージースーツを着てみてほしい。これは文字通り、スポーツウエアなどに使われるジャージー素材をスーツにしたもの。ウールジャージーやコットンジャージーの他、前述したストレッチ混のものもあり、最近は国内外多くのスーツメーカーで取扱いがある。いま新時代のスーツとして注目を集めているものだ。

見た目はテーラード型のいわゆるスーツだが、スポーツウエア素材を使っているため伸縮性はストレッチ混よりも高い。ジャケットはまるでカーディガン、スラックスはトラックパンツのような着用感で、着たまま走り出せるぐらいに軽い。そのうえジャージーだけにお手入れはカジュアルウェア同様。洗濯も家庭できるものがほとんどだ。

カジュアル用の素材をビジネスに取り入れることで快適に仕事をしたいという人には、自信を持ってオススメできる新素材スーツだが、いくつか知っておいてほしいことがある。ストレッチもジャージーも生地が伸びやすく、普通のスーツより寿命は短い。高級スーツを長く着るか、定期的に買い替えるか、仕事着に対する考え方が問われるところである。


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