昔、あるタレントさんが
「ベルボトムのジーンズが流行ったときにね、どうしても欲しくてね、ジーンズ屋さんで試着したの。そしたら裾が長いから切らなくちゃって。切ってもらったら、フツーのストレートジーンズになっちゃった。♪なにがでるかな♪なにがでるかな♪」って話していました。インポートのジーンズとか、裾長すぎですよね。僕もウェストで合わせると、ばっさり15㎝ぐらいカットします。あまり布、何かに使えないかと思ってとっておくんですが、使えた試しがありません。
ジーンズに限らず、ほとんどの人がパンツを購入する際、丈詰めしてもらうはずです。お店によっては30分ぐらいで仕上げてくれるところもあるようですが、そこそこちゃんとした店だと、引き渡しまで数日かかるのではないでしょうか。僕は最近、自分で丈つめするので持ち帰っちゃいますが。
「美脚パンツ」と謳われてたのに、丈詰めして履いてみると、なんだかもうひとつ美脚じゃないな、と思ったことはないでしょうか。本来のサイズスペックで履くならば、ウェストからヒップ、太腿、膝、裾幅まで、ブランド独自の黄金律で設定されているのに、膝下の寸法をばっさりカットしてしまっては、寸足らずになってしまうのは当たり前です。なんか思ったほど細くないなー、と思うのは自分の足が短いから。僕も何度も悲しい気持ちを経験しています。
美脚パンツの丈詰めは、せめて膝から、できればヒップライン下から直さなくてはいけません。丈を詰めた分、シルエットも全体に細身に削らなくてはならないのです。前出のベルボトムの話も、丈をつめたら全体にベルの位置を上から作らなくてはならなかったのです。最近の、”わかってる”洋服屋さんなら、膝下からちゃんと直してくれるはず。わかってない洋服屋さんで買うならば、街のお直し屋さんへGo! この手のお直し屋さん、最近増えていますから。