ブランド」カテゴリーアーカイブ

「ブルックスブラザーズのポロカラーシャツ」

ゼロヨンテレビ なぜか誰にでも似合ってしまうボタンダウン(ポロカラー)シャツ。「1896年に〜云々」という歴史的なウンチクは横に置いといて、なぜか気になるこのアイテムの魅力について、アメトラ好きなウチの相方と話してみました。               メンズファッション... 続きを読む


オリンピック開会式の金メダルスーツ

一番カッコよかった小さな国の選手団 リオ五輪の開会式は壮観でした。各国入場直前、少年が植物の苗を見つけて、入場選手が種を植えながら行進していくところ、ちょっと感動的でしたね。 で、やはり気になるのは各国の公式スーツ。民族衣装やスポーツメーカーのジャージー姿の選手団もいましたが、ばっちりスーツでキメてきた国もありました。   事前に話題となっていたのは、アメリカのポロラルフローレンやカナダのディー・スクエア、フランスのラコステ、イタリアのEA7のジャージーあたりは、まぁなるほどねって感じ。 ロンドンのときも思ったんですが、日本の赤いジャケット、あれなんとかならなかったんでしょうか。漫才師じゃないんだし。世界的なスポーツの祭典の場にあのセンス。しかも民族衣装でもなんでもなく、日の丸の赤を拾ったわけでしょ。 日本の公式スーツ「あれはナシでしょ!」って人↓どっちかひとつポチっとな あれはないわセンスなさすぎ昭和かよ ... 続きを読む


THE GIGI(ザ・ジジ) vs  BOGLIOLI(ボリオリ)に見るメゾンの進化の過程

ラグジュアリーメゾンの進化過程が目の当たり 元馬具商だったグッチやエルメス、革製品店だったボッテガ・ヴェネタやプラダしかり。靴屋のフェラガモ、リボン屋のバリーなど、その出自はさまざまでも、いまやトータルコレクションを揃えるラグジュアリーメゾンへと成長を遂げたブランドは少なくありません。というか所謂高級メゾンって、最初からコレクションブランドだったわけじゃないところがいくつもありますよね。 1890年代、サルトであったピエルイジ・ボリオリが100年後、自分のブランドがもはや縁もゆかりもない他人の手に渡り、高級ブランドとして歩み出すなんて想像してたでしょうか。 21世紀に入ってすぐ、それまでのクラシコイタリアブームに少々陰りが見え始めた頃でした。ジーンズをはじめカジュアルウェアの生産工程では、すっかり定番的に使われていた「洗い加工」を、クラシック服に用いるという大胆なことをやってのけたメーカーがいました。 それこそが、ボリオリです。コットンジャケットを洗った「COAT」、カシミヤジャケットを洗った「K-JACKET」をはじめ、3パッチポケット式の「DOVER」などクラシックの枠を逸脱せずに、古い様式美から脱却したコレクションは瞬く間に世界中のクラシック服バイヤーに支持されました。 大胆な意匠を用いるのではなく、型紙を工夫することで若々しく見えるスタイルを作りだし、洗い加工を施すことで素材の風合いを変え、ポケットをパッチ式にするだけで若々しく見える、おじさんでも着られるデザインジャケットとして爆発的に売れたのはつい先日のことのようです。日本でのディストリビューターも新ブランドを発見する目利きに長けたアマンから、商社としての体力あるコロネットに変わりました。 経営権を委譲してラグジュアリーメゾン化したボリオリ その後の快進撃はいうまでもありません。昨年はミラノに続いて丸の内にもショップができましたし。今年の1月にはミラノコレクションにも参加しています。現在のCEOはジョバンニ・マヌッチさんといいまして、この方元イザイアのCEOですが、その前はコンサルタント。若くしてアメリカで学び、マーシー大学、ケロッグ大学、スタンフォード大学で経営に関する様々な学問と資格を取得している超エリートです。 彼の前にボリオリのCEOに迎え入れられたロベルト・ファルキ氏も、プラダ、マルニ、ディオールと渡り歩いてきたラグジュアリーブランドを熟知する人物でした。彼が経営権を握るにようになり、ピッティを撤退。ミラノにプレゼンテーションの場を移していました。 ジョバンニさんの就任とともに、新めてクリエイティブ・ディレクター制を導入しました。ジョルジオ・アルマーニ、グッチで研鑽を積んだダビデ・マレッロ。世界戦略を推し進めるには、ビッグメゾンを知る人物が不可欠なわけですから、ボリオリの成長戦略としては当然の人事であったのでしょう。 歴史あるファクトリブランドが、ここ10年で一気に世界的なメゾンへと躍進する様子を、リアルタイムで見ることができたのはなんとも興味深い出来事でした。 創業者の血を引くボリオリ一族は、2009年までボリオリ社を経営していましたが、この年、経営権を持っていたマリオ・ボリオリ(創業者ピエルイジの孫)は会長職に退き、外部から有能なCEOを招きます。これがロベルト・ファルキ氏です。マリオの息子のビエルイジは同社のデザイナーとして先の名品の数々を生み出した張本人です。経営はロベルト氏に任せていたのですが、2014年にピエルイジが電撃退社。その後THE... 続きを読む


7月11日はジョルジオ・アルマーニの誕生日でした

マエストロは82歳になりました。 HBD。7/11にあげようと思って書いてたんですが、写真のデータがどういうわけかうまく貼れなくて。。。月内なので、まだいっかな、と。 カール・ラガーフェルドは1歳年上ですが。昨年、ミラノ市内のポルタジェノバにあるアルマーニ本社前に「ARMANI... 続きを読む


買える!エドワード・グリーン

イギリス最高峰の既成靴ブランドが銀座に直営店を開きました。 先日、三陽山長の話を書いて「また靴の話かよ」と思われるかもしれませんが。 アメリカのオールデンや、フランスのJ.M.ウェストンやパラブーツ、ハンガリーのヴァーシュなど、名靴と呼ばれる高級既成靴ブランドは世界中にありますが、英国靴こそ至高というのがメンズファッション界の定説となっています。 ジョン・ロブをはじめクロケット&ジョーンズやチャーチ、チーニー、トリッカーズなど、一度は耳にしたことのある英国靴は今もロンドン郊外の町、ノーザンプトンに本拠を構えています。エドワード・グリーンもそのひとつ。ちなみにノーザンプトン、電車で行ったことありますが、駅を出るとでっかいロータリーになっていて、真ん中は駐車場。カフェもレストランも商店もなんにもなくて面食らいました。 世界最高峰の既成靴ブランドとして、必ず名が上がるエドワード・グリーンは、日本では有名百貨店や大手のセレクトショップでも買うことができますが、今年の春、日本初の直営店をオープンしました。長いこと日本展開してますが、直営のオンリーショップは初めてなんです。場所は数寄屋橋交差点に面した東急プラザ銀座の1階。表通りに面しているのですぐわかると思います。 <EDWARD... 続きを読む