ビジネスマンの防寒対策
もっと早くに書いておくべきだったかもしれません。もうね、毎日寒くて外出するのがいやになります。毎朝出勤するビジネスマン、超リスペクトです。実際、この寒いなかスーツにコートに手袋にマフラーと、様々な防寒対策をされていると思います。「“首”とつくところを温める」とか「ロングホーズをはく」とか、アタリマエですけど、もうちょっと効果的なあったか対策をご紹介しましょう。
1 あったか下着は半袖を選ぶ
長袖の防寒下着は、外仕事の職人や余程の寒風吹きすさぶなかで仕事をしている人、もしくはウィンタースポーツ時だけにしておかないと。家を出て駅まではともかく、電車の中、オフィスについてから、長袖下着は暑くてかないません。下着だと簡単に脱げないので、トイレか更衣室までいかなきゃなんないし。防寒下着は半袖タイプならシャツ袖がゴワつくこともありませんし意外と快適です。ヒート●ックとか、ありますけど、あれ汗かくをなかなか乾かないので、個人的にはコレ↓を愛用しています。パッケージがハングルなのを除けば、吸汗速乾性もあって、かなり快適です。
2 ストッキングをはく
冬場の防寒対策で「ロングホーズをはく」なんてのはあたりまえですが、最近はメンズのタイツどころかストッキングもでています。これが、意外とあったかい! 昔スキー用のストッキングはいてたんですが、結構分厚くてウールのパンツがゴワゴワして不快でした。最近のメンズタイツ&ストッキングは、ゴワつき解消されてるものもあるのでオススメです。ただし、女性との緊急スクランブルの際には不向きかと。
3 インナーダウンベストをジャケットの中に着る
「ジャッカ・エ・ジレ(ジャケットの上からダウンベストを着る)」なんていう着方を去年はよく雑誌でご紹介してきましたが、今年はいわば「ジレ・エ・ジャッカ」。薄手のダウンベストをジャケットの中に着るのがおすすめです。羽毛を詰めた小袋を、シェルと呼ばれる表地のウェアに入れる方式ではなく、インジェクション方式と呼ばれるダウンの表地に直接羽毛を封入する技法を使うと、ダウンジャケットは薄手で軽く仕上がります。クラシコイタリア協会に属するヘルノ社のダウンがジャケットインするのに最適ですが、ユニ◯ロのインジェクションダウンも双璧と呼ばれています。ちょっと着丈が長めなので、小さめサイズ推奨。個人的には無印良品のダウンベストが着丈もサイジングもちょうどいいです。袖のないベスト型に限りますが、コイツをシャツ&タイの上から着て、上からジャケットを着るとかなり温か。会社がターミナル駅直結で、家から最寄り駅5分ぐらいなら、この着こなしでコートを着なくても十分あったかいです。
4 マフラーではなくスヌードにする
男子には馴染みが薄いですが、マフラーの両端がくっついて輪っかになってるタイプのマフラーをスヌードといいます。レディスではボリュームのあるニット素材のものが主流ですが、一重で首に掛けたり、二重、スヌードの長さによっては三重にして首に巻きます。これ、マフラーより断然いいのは肩からずり落ちないんです。さらに、マフラーなら首元にグルグル巻いてぎゅっと縛っちゃうと口元が閉じて息苦しい思いをしまいますが、スヌードを2重巻きにして首に掛けると、口周りに余裕がありながら冷たい風を防ぐ防波堤になって、息苦しくないのにあったかい! 僕は手持ちのマフラーを「メビウスの輪」状態に縫い合わせて使ってます。
5 ブーツをはく
足首って寒いですよね。ましてやいまどきのパンツは昔のようにワンクッションとかではなく、ジャスト丈もしくは短めにはくのが主流ですので、足首がスースーして寒いんです。膝までのロングホーズ(ハイソックス)をはくことで、短いソックスよりだいぶあったかいですが、短靴ではなく足首までのショートブーツを履くとけっこう温かいです。スーツにワークブーツはダメですよ。何年か前に、スーツに乗馬風のロングブーツをパンツぶっこみで履くスタイルを提案したメゾンがありましたが、あれはちょっと上級者向けですね。チャッカブーツやサイドゴアなど、クラシックなタイプなら誰でもはけるのでおすすめですよ。
P.S.今日、あったかいっすね