ネクタイ=レジメンタルじゃないですよ
TVのニュースには多くの政治家が時事的な話題の主として登場します。その多くが記者会見や会議のシーンとなるので、それなりにかしこまったスタイル(と思われる装い)で登場します。しかし気になることがひとつ。それはストライプタイの装いがヤケに多いということ。
確かにストライプはクラシック柄の代表的なもののひとつ。国際的にも定番として不動の地位を得ている由緒正しいパターンです。しかし、フォーマル度という意味での順位はそれほど高くないはずです。フォーマル・タイのトップはご存知の通り、柄を排した無地のタイ。式典などにも用いられることからも、その格式の高さがうかがえます。
次いで格式を感じさせるのが細かい柄のドットや小紋のタイ。ストライプタイはレジメンタルに象徴されるように、ミリタリー・スポーツがその発祥。ですのでいわゆる国際的な会議などに出席する場合は、その会合への敬意を表し無地or小紋柄から選ぶのが適当だと思うのです。会合の要素にミリタリー・スポーツを感じさせるもの、カジュアルな雰囲気であるならストライプタイでも構わないでしょう。しかし、多くの政治家(もしくはお付のスタイリスト)がその辺を考慮しているように見えないのが気にかかります。
諸兄はどのように思われますか?