山アリ・海アリ熊本を身近に感じる4泊5日 【序】
2016年4月に起こった熊本大震災。一人のオトナとしてナニができるのか? と考えていたところ、大御所スタイリストであらせられる師範代こと青柳光則さんの「僕等が行ってリアルな状況を広く発信すれば、微力ながらも応援になるでしょう」という力強いお言葉があり、緩やかに始まったこのツーリングプロジェクト。ついに先日11月中旬にチームを組んで無事行ってくることができました。
僕自身もかねてから「熊本行きたいな~」と思っていたのですが、10月には阿蘇山も噴火して「実はムリなんじゃね?」とヒソカに考えていました。しかし熊本にパイプを持つ師範代が「大丈夫、大丈夫だから(笑)」と頼もしく背中を押してくれてチームに参加。
それ以外にもツーリングなら「関東近辺で走ればイイじゃん」とか「遠いとこまで行ってワザワザ……」などと思うフシも正直なきにしもあらずでした。しかし「走りやすさとメシの美味さが段違いだよ!」という師範代の言葉に触発され、ついて行くことにしたのです。そして実際に4泊5日にて走ってきて心の底の実感から述べると、「東京→熊本、全っ然遠くない! 関東近県では考えられない大自然のスペクタクル~! 路面はスーパークリア!(火山灰などなく)、しかも飛行機&ホテル代込みでもそんなに出費がかさばらない! でもって熊本メシ最高~!」という、アノ新婚旅行を超える(ツマよ、スマん)ベストトリップとあいなったのでした。
もちろんそれには色々な人達の協力もあってのこと。現地でバイクをレンタルしてくれたYSP菊陽のスタッフさん、そして至極のツーリングルートを提案&先導してくれた市内の有名セレクトショップ「BROOK」のメンバーはもちろん、旅程の隅々までスミズーラしてくれた青柳師範代には本当にお世話になりました。また、熊本の飲食店や施設の方々もみな温かく迎えていただき、心からホッコリ楽しく過ごすことができました。再度お礼を申し上げたいところです。
と、ココであらためて“チーム青柳”のメンバーをご紹介。まずは皆さんご存知、剛腕スタイリストにしてMEN’S EX誌「お洒落道場」ページで師範代を務める青柳光則さんがリーダー格。そして先輩ライターである吉田 巌さんが副将、それにZEROYON長谷川(新入り)といった面々。本当は普段、ハーレーでブイブイいわせているZEROYON池田も参加すべきなのですが、今回は諸事情によりお留守番。つごう3名にてくまモンの郷に降り立ったのでした。
冒頭の「リアルな状況を広く発信すれば、微力ながらも応援になる」という師範代のコトバ通り、今回はツーリングの内容をつぶさに語りたく連続モノにしたいと考えています。日々の仕事にボウサツされがちな皆様の、ちょっとしたヒマ潰しになればと笑いアリ涙アリ、走りアリ食アリお色気ナシよの熊本ツーリング編を楽しくお贈りしていく所存。ぜひ最後までお付き合いのほどを願います。
ではでは出発~!