ポケットの仕付糸

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ポケットは飾りと心得て

既成品のスーツが陳列されているのをよく見ると、けっこういろんなところに糸がついています。まずは袖口。丈を決めてからボタンをつけるので、「フラシ」といわれる未完成の状態で糸で仮留めされています。それから肩線に沿って糸が止められていることも。これは、輸送時に肩の構築に使われている副資材の毛芯やパットがずれないように留められているものです。裾のベント(切り込み)部分もバツ印の糸が留められています。これ、春先になると、つけたまま着ている新入社員をよく見かけます。胸ポケットが糸でまつられていることがあります。これも輸送時の変形を防ぐものなので、当然外してから着ましょう。

胸ポケット同様、ジャケットの腰ポケットも糸でかがられています。場合によっては表から見えないように、袋布の口部分、内側だけをかがって留めていることがあります。この糸は外さないことをおすすめします。「えー、そしたらポケットが使えないじゃん!」という人、それでいいのです。ジャケットの腰ポケットは使わないほうがいいのです。

ジャケットの腰ポケットに、財布やケータイ、ハンカチなどを入れると、不格好にふくらんでシルエットが崩れてしまいます。どうしても小物を入れたければ、内ポケットに薄物を。ケータイなどは腰ポケット裏のシガーポケットを使いましょう。腰ポケットは、あくまで飾り。使ってはいけないのです。


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