シャツ」カテゴリーアーカイブ

貝ボタンは高級シャツの証

iPhoneの外付けレンズで遊んでいたら発見したこと

先日、出張先の上海で、話題のショップへ行ってきました。

店の名は「名創優品 MINISOU」。メイソウユウヒンをミニソウと読むのか。日本のユニクロと無印良品を足してて2で割ったような店ですが、ネットでは怪しい意味で有名店のようです。100円ショップのダイ(大)ソーにも引っ掛けてるような。上海にはトンと用事がなかったこともあり、急に決まった仕事のほうばかり意識していたこともあり、街中で発見して思い出した次第。なにを買うべきか下調べしてから行きたかった。

こんにちは、なぐもさむです。 先日行ってきた中国で、ある意味一番行きたかったお店。 それがメイソウ(名創優品)…
中国のメイソウ(名創優品)に行ってきたけど、もはや日本のパクリとは笑えなくなってきた話。 - Borderless World
中国というと、4000年の歴史、中華料理、そして次に来るのがパクリですかね。 先日、中国に行ってきたのですが、...
中国パクリ|名創優品(miniso)|日本企業3社をパクリ合体させるという荒技! - tabihack.jp

 

でも店に入ったら、バラエティショップみたいでなかなか楽しいわけです。スマホにセットする広角・マクロ・魚眼レンズキットを買いました。日本円になおすと150円ぐらいだったかな? 

クリップ部分はプラスチックです。レンズはねじ込み式になっていますが、精度がイマイチのようで、ちょっと不安。広角レンズは×0.67しっかり四隅が蹴られます。魚眼は、使う機会がなさそうです。

意外と使えたのがマクロレンズ。仕事柄、服の素材UPをメモ用に撮影することが多いのですが、色柄はともかく組織までズームアップすると、ノーマルのiPhoneSEのカメラだとこのぐらいが限界です。

MINISOのマクロレンズを取り付けると、ここまで寄れます。

周囲がボケる画がなんとなく雰囲気もあって逆に洒落てるな、と。夏休みの昆虫観察とかにも便利そうですね。

いろいろ撮って遊んでいたら、あれ? このボタン? という本日の本題にたどり着きました。前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

続きます。

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流行予想の答え合わせ 「ダブカラー」「ピンホールカラー」は来たのか?

2年でメンズスタイルはどう変わったのでしょうか

前回、プリーツパンツが最新トレンドですという話を書きましたが、まだまだほかにも「最新トレンド」というやっかいなヤツがたくさんあります。ざっと書き出してみますと…

プリーツパンツ

タブカラーシャツ

ミリタリーディテール

ジャケット・オン・ニット

サスペンダー

でもってコチラが2014年9月2日に書いた、2年前に最新トレンド

1 タブカラー、またはピンホールカラーのシャツを着る

2 もじゃもじゃ素材を着る

3 柄パンを履く

4 スニーカーもしくはダブルモンク

5 タック入りのテーパードパンツを短めにはく

6 フランネル素材を着る

7 シャツ&ネクタイは柄×柄

これを一個ずつ検証してみたいと思います。まずは1から。

タブカラーもピンホールカラーも、ボタンダウンより一般的ではないかもしれません。当時、早い人が注目して流行らそうとしたんですが、着方がわからなかったんでしょうか、あまり浸透しませんでした。

で、今年はどうなのかといいますと、「今秋はタブカラーシャツがくる!」と言ってるトコロがいくつかあります。ええ、そうなんです2年前とおんなじ状況です。つまりこの2年の間にぜんぜん流行ってないということです。逆に言えばまだまだタブカラーが流行る余地はあるともいえますが。

シャツの襟元がユルんでるのは「リラックスして見える」と書けば聞こえはいいですが、だらしないじゃないですか。襟元はシャツの台襟がぴったり首に吸い付いているほうが絶対カッコいいと思うわけですよ。その点、タブカラーはきちんと第一ボタンまで留めてから、両襟羽根から生えているスナップタブをネクタイのノットの裏側でパチンと留め無くてはならないので、当然ながらシャツの襟元がぴったり閉じます。首元が絞れるのでVゾーンの見え方も変わって新鮮ですし、お洒落に見えるのではないでしょうか。

ピンホールカラーはどうなったんでしょう? 展示会でもあまり見なかったし、話も聞かなかった気が。お店でも見た記憶がないなぁ。その代わりといってはなんですが、クレリックカラーをトレンドに挙げているところがありました。「クレリックなんて、ずーっと売ってるし、もう一般的なんじゃないの?」って思われるかもしれませんが、たしかにここ2年ほどは「みんな着てるし、ちょっと気恥ずかしいかな」って感じがあったのは確かですし。お墨付きを得たようなので、クロゼットからクレリックシャツを引っ張り出してこよと思います。

長くなったので「2」以降はまた次回。

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テーラー三銃士の店

青山で注文服を

今日、ストラスブルゴ南青山店の3階に面白い店がオープンしました。昨日オープニングパーティに行ってきたんですが、写真を撮り忘れました。

ストラスブルゴ ハウス テイラーズ ラボ(ゼロヨンラボとかぶってる?)は、3人のテーラーが常駐する「仕立ての研究所」です。スーツの松熊良太、シャツの山神正則、パンツの五十嵐徹の3人が、ここで実際にオーダーを受け付け、仕立て作業を行います。そう、職人が実際に切ったり縫ったりアイロン掛けたりしてるところが見られるんです。見事な手さばきを見ていると、これだけでご飯3杯はかきこめます。カウンター形式の店内ですから、ボケーっと日がな一日仕事ぶりを見ているだけでも楽しそう。夜遅くまで働く職人もいるでしょうから、カクテルの一杯でも出してくれて、服飾談義をしながら飲めるバーになったらいいのに。。。

パンツ職人の五十嵐徹さんとお話しする機会を得ました。以前、ショップで見たことがあったのですが「アイロン使ってるなー」という印象のパンツでした。実際に試着したわけではないので、ぶっちゃけ「パンタロナイオの尾作さんとはどう違うの?」と直球をぶつけてみました(以前、イタリアで某ブランドに「で、おたくのパンツはインコテックスのパンツとどう違うの?」と聞いて、職人にキレられたことがあります)。すると五十嵐さんは丁寧に答えてくれましたよ。「尾作さんは◯◯◯◯とすると、私はアンブロージでしょうか」。大事なとこ、忘れちゃってごめんなさい。「◯◯◯◯」を知りたい人は、ぜひお店へ足を運んでください。若干20代。これからが愉しみな職人です。高校時代はスポーツ科で、大学でも人間の骨格について学んだという経歴の持ち主。ご本人はラグビー部みたいな体育会系体型ですが、スラっと細身のパンツを穿いていました。この人なら、「足が短くて、どんなパンツをはいてもかっこよくならない!」というボクと同じ悩みを持っている人を解消してくれるのではないでしょうか。

シャツ職人の山神正則さんには、以前インタビューしたことがあります。この人は、トンデモないシャツオタクです。銀座にあるVESTAバイ・ジョン・フォード(マネージャーの北川さんはお友達)でスーツの丸縫いを学んでいたことがありますが、その修業期間は「シャツを仕立てるにはスーツを知る必要がある!」という思いから。シャツのテーラーになりたいがためにスーツを学んだという、警察官になりたいから泥棒になってみる(ちょっと違うか?)みたいなお方です。先週まで福岡在住でした。下のお子さんはまだ3ヶ月ぐらいじゃなかったかな? いまはウィークリーマンションに単身赴任されているそうですが、福岡時代は上のお子さんの保育園の運動会にもスーツにネクタイで参加されるというほど、とにかく上から下までつねにビシッとスーツで決めています。そういえば、先ほど先の五十嵐さんとFacebookでお友達になったのですが、TLに飲んだあとにバッティングセンターで遊んでる五十嵐さんと尾作さんと山神さんの写真がありました。スーツ姿の山神さんが、ジャケットの裾を見事に翻らせて思いっ切りフルスイングしてました。

スーツの松熊さんとお話する時間がなかったのが残念ですが、僕、一応スーツが専門なので、たぶんすぐにお話する機会がくると思っています。


ワイシャツのリアル価格

「ワイシャツ」っていわないけどね

先日某所で「5000円以下のワイシャツ総チェック(仮)」という企画に参加してきました。スーツ専門店をはじめ、大型スーパー、量販店、ファストファッションまで、ありとあらゆるところからかき集めた5000円以下のワイシャツ。これが一般的なサラリーマンの「会社に着ていくシャツ」の現実なんでしょうね。ファッション誌業界では、2万円代、3万円代も少なくないし、1万円代なら「価格も良心的」なんて言っちゃうレベルですから僕らのほうが浮世離れしているのかもしれません。

で、5000円以下のワイシャツ(ワイシャツって呼び方も、ファッション業界ではしないなー)を30枚ほどチェックしてみたんですが、そのほとんどが「形状安定」を取り入れてるいるんですね。つまりワイシャツは「シワになりにくい」ということが重要なんですね。綿100%になんらかの形状安定加工を施しているもの、綿に形状安定性の高いポリエステルを混紡しているものなど素材は様々ですが、会社に着ていくシャツにアイロンを掛けるのはめんどくさいというのが、ビジネスシャツ選択基準のひとつであるということがよくわかりました。

縫製処理の多様さにちょっと驚きました。たとえばサイドを割縫いして縫い代をロックミシンで処理するなんて、普段目にするシャツでは、あまり見かけない仕様です。たいてい三巻縫いされていますから。ボタンの留め糸も遊びが全く無くて、留める指が痛くなりそうなものばかり。根巻きなんてしているシャツは1枚もありません。ただ、なかにはわざと留め糸を緩く掛けることで足の長さをとって、ボタンを掛けやすくしているものもありましたよ。

意外と多かったのがコンバーチブルカフ。5000円以下のシャツにカフリンクスする人なんているのでしょうか? アメリカ系のシャツによく見られる、袖ボタンが2つ付いていて袖口のサイズが可変するモデルも多かったなー。貝ボタンを望むわけではありませんが、ときどき厚みのある練りボタンを使っているものがあったのは、いわゆるイタリアの厚ボタンをイメージしているのでしょうかね。

衿羽根の硬さ=芯地の硬さも気になったところ。前立てやカフスもダンボールでも入れてんの?ってくらい硬いんですよね。こんなにガチガチに堅い衿が好まれるのでしょうか。これ、衿にシワが寄らないのがワイシャツの条件ということなのでしょう。でもこんなに分厚い接着芯は、着ているうち洗濯するうちに糊が剥がれてバブリングを起こすのではないかしら。カラーステーが取り出せない仕様も、アイロン掛けたら衿羽根に線がつくじゃんね。あ、だから形状安定なのか。

まだ本誌発売前なので(っていうか入稿すら未だ)、内容をここでは空かせませんが、ズバ抜けてコスパの高いシャツは、5000円以下ではありませんでした。どれもどんぐりの背比べ。ただ、西友の1018円のワイシャツにはびっくりしました。同じ仕様で他社では3800円ぐらいで売っていますから価格は3分の1ってこと。仕様は所詮の5,000円以下ですが、値段だけ見たら他社よりズバ抜けてます。スケールメリットもあるのでしょうが、形状安定ポリエステル65%という素材が安いのかな。でも、この素材、確かに安っぽいけど、もうちょっとお高いシャツのなかにはもっと安っぽく見えるものもありましたから、1,018円なら十分なお値段以上な印象です。だってFRYのシャツ1枚買う金額で50枚買えるんスよ! 一枚につき2〜3回着たら捨てるつもりでも十分ハイパフォーマンスではないでしょうか。

「急な葬式で白シャツが要る」「過酷な現場で汗と汚れが酷いけど、立場上ワイシャツを着ていないといけない」「とにかく消耗品」など、高価なシャツは不要だけど、とにかくワイシャツの形をした服が要る人には、ユニクロよりスーツ専門店のワゴンセールより、西友の「防汚加工付き形態安定ワイシャツ」オススメです。

 

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